わたしの強迫性障害 その2

前回「わたしの強迫性障害」でお話ししましたが、具体的にどんなものがあるのか、お話ししようと思います。

 

ひとこと強迫性障害といっても確認行為、不潔恐怖、加害恐怖、儀式行為などさまざまな症状があります。わたしの場合どれに当てはまるのかわからないものもありますが、ざっと上げていこうと思います。

 

  • ·鍵、火元、メール送信、封筒、ポストに関する「確認行為」 
  • 途中で止まったり閉じ込められてしまうのが怖いのでエレベーターになるべく乗らない(閉所恐怖症ではありません)
  • 車を運転時、人や動物などをはねていないか常に気になる「加害恐怖」
  • 電気を消したり蛇口を締める瞬間、「大切な人の首が締まるのではないか、死んでしまうのではないか」という恐怖
  • スーパーなどで商品の近くを通るとき、盗んだと思われないか心配なので、なるべく商品から離れて歩く
  • 階段や歩道など決まった場所を踏まなければ気が済まない(階段のはじっこなど、転落する危険性がある場合でもやる)「儀式行為」
  • お土産など人に食べ物をあげられない(それを食べて食中毒とか死んでしまったりなどしないか心配)

などです。

わたしは不潔恐怖はまったくないのですが、人によっては不潔恐怖オンリーという方もいます。また、仏壇や道ばたのお地蔵さんを見ると手を合わせなければいられない人(縁起恐怖)などもいます。

 

エレベーターに関しては日本に帰国した時点で不安は解消しました。というのもニューヨークでは建物が築100年以上と古く、エレベーターの保守も信用できなかったためです(仕事には常に真摯な姿勢が求められる日本とは違い、まじめに働くという意識が人によって全然違うので、さぼる人もたくさんいるため)。じっさい閉じ込められて40分ぐらい出てこれずに怖い思いをした友人もおり、その頃わたしは10階にあった仕事場まで階段を歩いて上っていました。仕事を選ぶ際もオフィスが何階にあるかはわたしにとっては確認必須事項でした。

 

特徴的なのは、「儀式行為」をすることで遅刻や身に危険が及ぶとわかっていながらも、やらなければ気が済まないという点です。行為をすれば一時的に気は済むのですが、次の瞬間には「ほんとに大丈夫なの?」と不安が頭をもたげてくるというループの繰り返しになってしまいます。

 

極度の心配性という性格と思っていたため、誰かに相談することもありませんでした。自分でも「心配が現実になることはほとんどありえない」とわかっているだけに、言うのが恥ずかしい、言っても理解してくれないだろうと思っていました。


確認行為に関してはわたしはいろんな不安を持っていましたので、次ではその詳細についてお話ししようと思います。

 

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